新しい世界の覗き方
ちっぽけな世界に生きている
自分が生きている世界って
本当に小さいものです。
シンガポールで英語で仕事している
なんて凄いね!!
なんてたまに言って頂くのですが
私からすれば、世の中で海外で
活躍している日本人はゴマンと居ます。
環境が恵まれているシンガポールの
しかも日本企業での駐在は
もう入門編みたいなものです。
しかし言って下さる方からすれば
もうそれは未知の世界なのだと思います。
まだ知らない世界
今回のマニラ視察ツアーも
投資家と言われる人や
企業家と言われる人との
接点があります。
私が今いる世界とは全く違った
事を考えている方々なので
もうそこで交わされる会話は
日本語なのに、理解不能なのです。
彼らはそれが日常で、
あたりまえで、何にも凄くない
ときっと思っている。
しかし私からすれば、
そんな世界にいるだけで
本当に凄いことなのです。
知らない世界に身を投じる
その自分がすごいと思う
世界に自分が少しでも
関わりたいと思うなら
やはり、その人達と
接点を持って、金魚の糞のように
ついていって、その世界に触れる。
これが手っ取り早いと思います。
はじめはもう何言っているのか
さっぱり判りません。
しかしある意味 体験済み
それはまるでシンガポールに
来た当初、全く何言っているのか
分からない、Singapore独特の
英語表現と発音
Singlish
の中に自分の身を置いたのと
同じだなと思ったのです。
そんな日々を感じながら、
今も英語は苦労していますが
それでもこちらの会社で
曲がりなりにも自分の居場所が
あって、粛々とプロジェクトを
遂行している自分を客観視すれば
今、このマニラでの状況は
シンガポールに来た初日と
同じ状況なのかもしれません。
殆どの人は同様の体験をしている
誰でもとは言いませんが、
多くの人は今自分が得ている場所を
得るまでの道のりで、同じような
事を経験しているハズ。
それを一旦抽象化して、
新しい事象に当てはめていく。
それが新しい世界を
見る時、自分が自然とやっている
ことなのだと思います。
過去の自分は既にそれが
出来ている。それをまた
違う世界で行動するだけなのだと
思います。