ヤンゴン記 02

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夜中の2時過ぎに目が覚めた。
んん?腹痛らしい。

昨晩の小籠包の食べ過ぎか?
海外に来てまでがっつかなくても良いのにと思う。
食事は日本が世界一である。なのに・・・(笑)

そして身体中のあちこちが痒い事に気付く・・・
いやぁ〜マジか?なんかの病気かな?
でもヤンゴンの病院なんて怖いし、
行きたくないとか変なことを考えていると

「ぶ〜ん」と耳元で音がする。
蚊 である。どうりで痒いわけだ。
ほっとすると共に、頭に「デング熱」も
よぎるが、もうどうでも良くなって
もう一度寝た。

朝になったら腹痛も収まり、
体調も良く一安心。シャワーを浴び
朝食も食べずに、集合場所へ。

まずはヤンゴン川対岸の街「ダラ」へ。
船着き場までは、フラフラとヤンゴンの
町中を歩く。

Yangon

こう言う何気ない散策が、一番
ヤンゴンを感じるのに良い。
街の臭い、空気感、建物の雰囲気
人の表情。

そんなモノを感じながら、過去に訪れた
街と比較を勝手に始めてヤンゴンと言う街を
心の中で位置づけていく。

Yangon

船着き場について切符を買って貰う。
両替すらしていないので全てKGY任せ。
いやほんとありがたい。

今回乗った船は日本が寄贈したモノ。
対岸の船着き場も日本が寄贈したモノ。
国内の借金の事は頭にちらつくけど
こう言う援助はやっぱり大事なのだと思う。

1kmくらいの距離の対岸。すぐに着いてしまい
ちょっと残念。もっと心地よい風を
感じていたかった。

Yangon River

たったこれだけの移動なのに、
対岸の街「ダラ」はホントのどかな
風景が広がる。

しかしそれは確固たる収入源も無い事を
意味しているような気もする。
ここに生まれ生きている人。
その人達にどれくらいの自由があるのだろう?

海外に行くとそういう光景に良く出逢う。
世界中を比較的自由に行き来できる日本人は
本当に恵まれている気がする。

そもそも「自由」とは何か?
「自由」が手放しに喜ばしいことなのか?
などと言う事も頭によぎったりするが
結論で無いので直に頭から消えていく。

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