【iPhone7 Plus 限定】背景をぼかしてきれいな写真を撮ろう

2017年8月17日Apple/Mac/iPhone,IT/パソコン,写真Apple/Mac/iPhone,IT/パソコン,写真

iPhone7 Plusのカメラのポートレートモードを使うと背景がボケたきれいな写真が撮れます。今日はその方法について記します。

(注)本記事は2017年8月17日に書かれたものです。

iPhone7 Plusのポートレートモード

iPhone7 Plusの純正のカメラには『ポートレート』というモードがあります。このモードは背景をぼかしてくれます。

iPhone7 Plusのみにポートレートモードがある
背景をぼかすとピントがあっている被写体だけが浮き出るように撮影することができ、より印象的な写真になります。

残念ながらiPhone7ではこの機能がありません。

ポートレートモードでは望遠側のレンズが使われる。

iPhone7 Plusには2つのレンズが搭載されています。ポートレートモードに切り替えると、望遠側のレンズが使われるようで、被写体が大きく写ります。

iPhone7 Plusには広角用と望遠用の2つのレンズがある
下記の写真の様に、画角が違います。

広角側のレンズも隠すと画像が明るくなるので、露出の計測等で使用されているようです。

ポートレートモードで広角側のレンズを指で隠すと、露出が変になる。

ポートレートモードでは2枚の写真が保存される

ポートレートモードで撮影すると2枚の写真が保存されます。背景がボケた写真と、背景にボケ加工をした写真です。

ここから、背景のボケはレンズの物理的特性からのボケではなくて、後からソフトウェア的な処理をして擬似的に背景をぼかせていると推測できます。

被写体の位置は限定的

被写体の位置は2.5位内に配置する必要があります。また近すぎても「離れてください」と言う表示がされます。

ポートレートモードで被写体が遠すぎると2.5m位内に配置してください。と出る。

被写体に近すぎると『離れてください』と表示される

ポートレートモードで上手に撮るコツ

iPhoneでポートレートモードで上手に撮るコツは、背景ができるだけ遠くなるように撮ることです。

写真でボケさせるにはピントが合わなければいいわけです。 レンズに設定したピントの距離と、ボケさせたい背景の距離が離れれば離れるほどボケます。

背景はできるだけ遠くに
iPhone7 Plusのポートレートモードの場合被写体の位置は、限定的(約1m〜2.5m)です。背景をぼかすには、背景ができるだけ遠くにある方がいいです。

被写体と背景が近いとあまりきれいにはボケません。

その他の制限

このモードはある程度、明るい場所で撮影する必要があります。くらい所ではまだ撮れないようです。

フルサイズ一眼との比較

Canon 6D+Sigma 50mm F2.8マクロレンズで同じシチュエーションで撮ると下記のような画像になります。

どちらがいいかは個々人の判断ですが、表現力、応用範囲は断然マクロレンズの方がありますね。下ようような写真も撮れます。

Canon 6D+Sigma 50mm F2.8 Macroレンズで最短に寄った写真。コップについている水滴がアップで写る

写真モードで背景をぼかすには

iPhoneでポートレートモードほどではないですが、写真モードでも背景をある程度ぼかすことができます。コツは3つ。

  • 寄る
  • 背景ができるだけ遠くなるように撮る
  • 絞りを開ける

先程も書いたように、写真でボケさせるにはピントが合わなければいいので、その原理は通常の『写真』モードでも同じです。

iPhoneの『写真』モードで手前の被写体にピントを合わせて撮った写真
ちなみに、逆も実はありです。

  • ピントを遠くに合わせる
  • ごく近くにボケさせたい被写体を置く

iPhoneの『写真』モードで奥の被写体にピントを合わせて手前のパソコンをボカせた写真
ブログに載せる写真もInstagramに載せる写真も、少しでも印象的な写真を撮りたいものです。是非、背景のボケた写真チャレンジしてみて下さい。

2017年8月17日Apple/Mac/iPhone,IT/パソコン,写真

Posted by 上田修司