「ありがとう」と言われる嬉しさと、その裏に潜む危うさをきちんと認識しよう
僕がお仕事を辞め、8ヶ月ブラブラした後にWebサイトを作るお仕事をはじめました。
仕事をはじめて印象的だったことに、作ったWebサイトを見ながら
「ホームページが愛おしい」
「ホームページと一緒に成長している」
と言われたことがあります。
『ありがとう』と言おう
プログラマ、システムエンジニア、プロジェクトリーダーとして、「ありがとう」と言われた経験ってほとんどありません。
だからとても新鮮だったし嬉しかったことを覚えています。
会社でも、家庭でももっと『嬉しいんだよ」『ありがとう』『感謝しているんだよ』って表現したら、それだけで色々なことが変わるのになって思います。
このことに気付いてから「ありがとう」を以前よりずっと、言うようになりました。そして身の回りにある沢山の「ありがとう」にきづけるようになりました。
『ありがとう』と言われるために仕事をしている という言葉を聞いて複雑な気持ちになる…
僕はWebサイトを作る時に、『なんでこの仕事をしているのですか?』と聞くことが多いです。その時に、危ういなって思うのが
「『ありがとう』と言われるのが好きだから、言われたいから」
という言葉です。仕事の目的がこれになってしまうと、相手がいなくなったら、仕事をやる理由がなくなるんですよね。
そしてどことなく「ありがとうと言って」と言う気持ちが出ます。仕事をしていても、仕事に関する文章を書く時も、仕草、表情、仕事ぶり、会話、に何処と無く漂うんです。
人は本当に敏感ですから、それを感じた瞬間にすっといなくなることが多いです。それは「ありがとう」と言う言葉を「奪う」エネルギーになります。
岸見一郎先生も、かん吉さんも言っている
「嫌われる勇気」の共同執筆者 岸見一郎先生が、以下のサイトでこのようにおっしゃっています。
『他人の評価を目的にせず、他人のために働く。その先に幸せがある』
リクナビ プロ論
先日のかん吉さんの書籍でも
自分が好きなことを他人のために頑張る
という言葉がありました。
ありがとうと言われる事を目的にすると、誰かから評価を気にするようになります。
そうでは無くて、他者から言われなくても、自分の好きな事で「貢献出来ている」と自分で感じることが大事なのです。
そして、そのことをしているだけで幸せ。僕だったらWebサイトを作っているだけで幸せ。
こう思えるような仕事で、他者に貢献する。そんな仕事が自分を幸せにする仕事なのだと思います。
相手の期待値を圧倒的に超えよう
僕は仕事をする時には、徹底的に「お客様の為に」と言うのを意識しています。Webサイトよりもいい方法があると思えばそのことをお伝えします。仮に僕のお仕事にならなくても。
そしてお客様の期待を超える。ということを意識しています。
(※まだまだと思うこともしばしばですが…)
そこにありがとうと言われると言う意識はありません。
ここまで書いて思うのですが、お金は自分が与えた価値に見合ったものが帰ってきます。お金を目的にしていると、中々返ってきません。
「ありがとう」も同じで、自分が与えていると、自然と帰ってくるものなのだと思います。
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