マーケティングを学ぶなら博多一蘭へ行け!
博多の一蘭で衝撃の体験をしてきました。マーケティングと書きましたけど、UX(User Experience)の方が学べます。(※UXだとスルーする人多いかな〜って思って…^^;)
博多ならラーメン
博多に来たら何を食べようかな〜って考えても出てくるのは、博多ラーメン(久留米、長浜、博多の3系統があるらしい。これマメw)、モツ鍋、水炊き、明太子(笑)
もうちっと具体的なの出てきませんかね(笑)○○のモツ鍋とか。せめて。
朝ごはんも羽田で少し食べたけど、福岡に来るとやっぱりラーメン?って感じで食べたくなるのでホテルにほど近いラーメン屋さん探しました。
なんてページも見ながら…
博多駅周辺のラーメン屋さんを探す
ランキング一位の一風堂。前職の会社の入っているビルの近にあったので何度も通ったお店。しかもシンガポールにも数店舗あって何回か食べに行きました。
本店は何か違うのかな〜と思いながら駅の反対側なので今回は断念。
で2位の一蘭。近いし、でもチェーン店だしな〜なんて思っていまいち気が進まず。
どうせ写真撮るなら6位のラーメン住吉亭とか魅力的だよな〜って思ってググったらかなり遠い。そこまでのモチベーションなし。
で、一蘭に到着
Webサイトも凝ってる!
まあ一蘭でいっかってことで一蘭行ってきたんですよ。ビルに着いたら地下2階。太陽欠乏症の僕は、日が入らないのか〜なんて思いながらお店へ。
なんと既に並んでる…地元の人にも愛されているんだな〜なんてまだまだゆるい気持ちでいました。5〜10分ほど並んだでしょうか?やっと中にはいれて食券を買います。
普通のラーメン+半熟塩ゆで卵のセットで1,020円!博多ラーメンで1,020円ですよ。かなり強気の値段設定です。その後、ラーメンの好みを紙に記入して席へ。
食券買って、自分の好みを紙に書いて、いざ中へ…
なんじゃこりゃー
なにやらちょっと怪しい感じのブースのような所に通されます。完全個人スペースです。カップルとかグループとか関係ありません。
コミュニケーションとかせずに、ラーメンに集中せよ!と言うメッセージが伝わってきます。
ちょっと異次元体験で写真に夢中でラーメンに集中できませんでしたが(笑)
両脇も仕切りで遮られ、店員さんの顔も確認できません。まさに「個人」のスペース。
ブースはどうなっているかというと
左側の壁には追加オーダーのメニュー。
左前にはお水が注げる蛇口が。(赤いところから水が出ます!)
正面には、追加注文用のボタンがあります。
右側の仕切りには持ち帰り用のラーメンの案内と、アンケート用紙まであります。
そしてラーメンが運ばれてきました。じゃ~ん!
なんと完璧なラーメンだけを堪能する時間を過ごすスペースが出来ました!
さ・ら・に!
追加で注文できるお茶の名前がすごい!『脂解美茶(しかいびちゃ)』いや〜ついつい頼んでしまいそうです。(頼んでませんが…)
そしてお箸の入っている袋が!追加のオーダー用紙になっていて書くペンまで用意されている!
この用紙に○つけて、先程のボタンを押して追加注文します。
そして食べ終わって爪楊枝がほしいなと思っていると…
あるじゃないですか!出口の所に!いやもうね、既に立って帰り際、爪楊枝ほしいなぁと思っている所に爪楊枝!もう完璧!な訳です。
ユーザー体験とはこういうことか!
一蘭に行って出てきた言葉が、ユーザー体験(UX User Experience)でした。席に座ったときの驚きから、ラーメンを食すために作られた完璧なブース。そして、出口間際での、ちょっとじらして出て来る爪楊枝!
もう最高の気分でお店を後にできるわけです。僕の仕事もまだまだまだまだまだまだ、できることが一杯あるな!って思ったんですよね。こうやってブログに書きたくなるんだから、本当にすごいです。
最初払ったお金は、博多ラーメンとしては高めの1020円。しかしお店を後にして残る思いは素晴らしい!の一言。期待を大きく上回るどころか、期待をメチャクチャいい方に裏切りまくる!これはホント凄いな〜って思いました。
で!お味は?
バリ硬で頼んだ細麺の歯ごたえ。博多ラーメンを食べたい!って気持ちを満足させる豚骨スープ。そして一蘭を象徴する真ん中にある辛味のある秘伝の赤いタレをまぜると、絶妙な辛さが味にバリエーションをつけてくれます。文句なくウマイ!
期待を大きく上回るってこういうこと
常々、お客様の期待を大きく上回る!って気持ちを持っています。とは言え、それを体感レベルではわかってなかったと思います。(至らないことの方がずっと多いし…)。
自分の好きなこと、得意なことでビジネスをするには、期待を大きく上回ることがとても大事。でもそれは『言葉』ではなくて、『体感』として分かる必要があるなって思いました。
一蘭のラーメンはそんな体験をさせてくれました。
でも、『当たり前のことを当たり前にする』ことのほうがもっと大事
確かに期待を上回る。これすごく大事。でもその前に、『当たり前のことを当たり前にする』がもっと大事です。先日もご迷惑をかけてしまいました。
きちんと連絡する。締切に遅れない。こんなことが出来るだけで多分上位数%には入れるのでは?これが実感です。
※自分に言い聞かせている様なエントリーです…
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