新橋「独楽」に行ってきて感じたこと。ど昭和なお店の他には無い魅力。
新橋の「独楽」と言うお店に行って来ました。「こま」と読みます。
伝説のアマチュアゴルファー中部銀次郎さん
日本アマチュア6回優勝。伝説のアマチュアゴルファーの中部銀次郎さんが足繁く通ったお店として、オールドでかつコアなゴルファーにはとても有名なお店です。
こちらの三田村昌鳳さんの電子書籍でもその様子が出てきます。
一度行ってみたいなと思ってはいても、中々行けずじまいでした。
三田村さんのFacebookの投稿を見て、年内で店じまいと聞いて慌てて電話して無事予約が取れました。誰に声を掛けようと思った時に頭に浮かんだ友人に声掛けたら二つ返事でOK。
二人して念願の「独楽」さんへ行ってきました。
現地に着くと
Google Mapで場所を探します・・・が見つかりません。周辺を人回りとぐるり。うーむ見つからない。なのでひっそりとした何も看板が無いお店、覗いてみたらそこがお店でした。
何も書いてない暖簾みたいなものに影にひっそりとお店の看板と、お店がありました。
中に入ったら友人が既に飲んでました(^_^)開業して50年。僕の年齢とほぼ同じ。時代が戻ったような雰囲気のお店は、どことなくホッとする。だけど、何故か背筋がピンとする。そんな何とも言えない雰囲気。
カウンターに10人ほど。後は奥にお座敷が一間。
瓶ビールと、お任せのお料理が出てきます。
いや〜、お任せ。なんか贅沢です。自分で選ぶと、どうしても自分の枠を外れない。お任せだと、お料理を通してマスターと会話している感じが良いです。
タバコの煙も他のお店だと気になりますが、ここだと不思議と許せる。何とも言えない雰囲気でした。
独楽で感じたこと
このお店、本当にお客様に愛されているなって感じがヒシヒシと伝わってきました。50年同じ場所で営んだ安心感。いつ行ってもきっとあの優しい雰囲気が感じられるお店だったのだと想像出来ます。
だから、リフレッシュしたいビジネスマンがサードプレイスとして、独楽に寄ってから帰ったのだと。
そこには、マスターと女将さんのお人柄、美味しい料理、お店の雰囲気、そこに集う人々。このお店がまさしくお店を中心としたコミュニティになっていたのだと思うのです。
そしてそこに中部銀次郎さんと言う、人に慕われるコアなお客様がいて、多分他にも数名そう言うお客様がいると思うのですが、そう言う人が、またお客様を連れてくる。
きっとマスターと女将さんは、何か特別なことをしたわけでは無いと思うのです。目の前のお客様と向き合って、その人に喜んで貰う。それだけを意識したのでは?と思うのです。
それが、人に自然と伝わり50年と言う歴史を作ったのだと想像します。
辞める理由
女将さんに辞める理由を聞いてみました。
「疲れた」この言葉と共に微笑んでいらっしゃいました。この言葉を聞いて「やりきった」と言う思いを感じたんですよね。
「何処にも行ったこと無いからね〜」とも。「飛行機が嫌いだから、のんびり温泉に行きたい」嘘偽り無い言葉だなって思ったのです。
自分の仕事もこんな風に言えて追われたら最高だと思いました。
独楽の50年の歴史の一端に触れられてホント良かった。なんか大切な何かをプレゼントして貰ったような、そんな気持ちになれた時間でした。
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