言語化バカにならないように

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今日は

言語化バカにならないように
と言うお話

 

人間は言語で考える

人間は言葉によって思考します。
言語化能力を、磨くことは
強力な武器になります。

いろんな事象も、言語化
されると、なるほどそうだったのか‼︎

と言葉の力を感じる場面は
枚挙に暇がありません。

 

言語化の危ない罠

しかし、言語化する過程で
イロイロな事が削ぎ落とされて
いることはきちんと認識する必要があります。

一輪の綺麗なバラがあります。

これを言語化した途端に、読み手一人一人
違うバラを思い浮かべます。

つまり書き手が感じた薔薇とは
似てはいるかもしれないけど
全く一緒のものは存在しないのです。

 

言語で伝えられることはほんの一部

言語は強力な武器ではあるけれども
伝えられるものは本当にほんの一部。

強力であることを認識しつつ
本当に一部しか伝わらないということも
認識する必要があります。

私の場合、今までの環境から
言語優先の世界にいたように感じます。

しかし言語を構成する前に
人間には五感があります。

人の話を聞いたり、読んだり。
これはもちろんのこと、その他にも
目で見て感じて、耳で聞いて感じて、
肌で触って感じて、口、舌で味わって感じて。

これらのことが前提にあるわけです。
しかしこれを言語化することによって
それで満足してしまっている自分がいるように
思います。

実際には、アタリマエのことですが
言葉にできていないものもイッパイあると
言うか、ほとんどのものは決して言語化
出来ないのです。

 

もっと言語以外のものを大切にする

僕は言語化バカになっている、
それ以前の五感で感じているものの
ほとんどすべてを捨て去って、
言語化して満足している。

しかしそれは周りからみれば
とっても滑稽なことで、
人間として楽しめることの
ほとんどを捨て去っているのに
等しい。

言語化することはとても大切だし
強力だし、コミュニケーションの
大きな部分では有るのだけれども、

だからと言って、それに溺れては
元も子もない。

言語化バカにはならないように
気をつけたいものである。

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