『楽しいとしんどいはワンセット』を受け入れると、本当に欲しい『楽しい』感情がやってくる。
世の中には2つの『楽しい』があります。
一つはお金で買える『楽しい』です。もうひとつはお金で買えない『楽しい』です。
お金で買える『楽しい』
これは簡単に想像出来ますね。
- 温泉に行く
- 美味しいモノを食べに行く
- 美味しいお酒を飲む
- 欲しいものを買う
- 旅行に行く
- 遊園地・テーマパークに行く
などなど。多くの人が体験した事ある『楽しい』だと思います。
お金で買えない『楽しい』
お金で買えない『楽しい』はちょっと難しいです。体感しないとわからないから。
世の中で楽しそうな人ってどんな人がいますか?
僕が思いつくのは
- 山下達郎さん
- 故日野原重明さん
- イチローさん
- 故岡本太郎さん
- 中田英寿さん
- 木村秋則さん(奇跡の林檎)
- 荒木経惟さん
- 宮本卓さん(ゴルフカメラマン)
- 高砂淳二さん(水中カメラマン)
- 2015年のラグビーワールドカップの日本代表
等々
みんな、良い車乗って、良い家住んでお金もあって、良い服を着て、素敵な人に囲まれて…
だから楽しそう!なのではないですよね?
みんな、何か打ち込むものがあって、それを長年、楽しいからやっていたら、なんか凄いところに行ってしまった。
その凄いところで、それこそ、地道な努力と、誰もまだ踏み入れたことのない世界を自分で開拓して行った。
でも、それは好きだから開拓せずにはいられなかった様に思えます。大変でしんどいこともあっただろうけど、だからこそ得た、まだ見ぬ世界を見れたのだと思います。
その先にあるまだ見ぬ、言葉では伝わらない感情を得て、彼らは光り輝いている。
さすがに世界一、世界初とは言わないけれど、そうやって没頭没入できる物があると、人は人は色んなものを度外視して、頑張れるような気がします。
そしてそんな風にして頑張れるものを見つけたい!そう思っている人って一定数いると思うのですよね。
『楽しい』と『しんどい』はワンセット
去年のしつもんカンファレンスで、沖縄風庵の店主 金城男さんが、『楽しい』と『しんどい』はワンセットと言う事をおっしゃってました。
金城さんは大嶺實清先生のお皿に惚れ込み、そのお皿を売るために、琉球料理のコース料理を振る舞うお店をやっています。
もちろん楽しい事、好きな事をやっています。でも、だからと言って、お店の毎日のメンテナンスか?と言ったら、それは大変だとも言ってました。
お客様にお話しをしたいので、琉球料理の勉強もします。それは楽しいけれど、同時に大変でもあるんですよね。自分が好きを突き詰めるとは、きっとそういう事なのだと思うのです。
本当に手に入れたい『楽しい』と言う感情はどっち?
お金で買える『楽しい』とお金で買えない『楽しい』。どちらも『楽しい』と言う感情なので、一緒くたになってしまいそうです。
ですが、あきらかに、買えるものと、自分で成し遂げるものと2つあって、それは全く別のものだと思うのです。
多くの人は最初、買える『楽しい』を欲しがるし、一生それは必要だと思います。ですが、それとは別の『楽しい』と言うのがあって、本当はその『楽しい』を探し求めて、人は悩み、苦しむのだと思います。
- 自分の魂の声は何だろう?
- 自分の使命は何だろう?
と。
これは僕の勝手な憶測ですが、それは『大変である事』を受け入れたとき初めて自分の前にやってくるのだと思うのです。
自分が達成したいことは、『大変』だけれども、きっとその喜びは何物にも代え難い。
もちろん『大変』なのは躊躇することではあるけれど、でも『大変』であるが故に自分が得られる『楽しい』も格段に大きいのだと思います。
楽しいとしんどいはワンセット。この言葉に自分の人生を打破するヒントがあるように思います。
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