北方謙三先生に質問をしてきたら、返ってきた答えに涙した話し。

2017年11月22日セミナー,,行ってきたセミナー,,行ってきた

北方謙三さんのトークショーに参加してきました。

北方さんに質問をしました

トークショーの最後に北方謙三さんへの質問タイムが30分ぐらい取られました。

会場からはたくさんの質問が途切れなく、とても面白いやりとりがありました。そして最後に僕も1つ質問をさせていただきました。

「今日のテーマは読むということがテーマになっておりますが、北方さんにとって書くとはどういう意味がありますか?」

こんな質問をさせていただきました。そしたらちょっとびっくりするような回答が出てきました。

書くことは生きること。生きることは書くこと。

以上

北方さんから発せられた言葉はとても短いものでした。ですがその言葉は何となんと、僕のブログのタイトルに符合するではありませんか。

この嬉しさといったらありません。トークショーの後に北方さんの著書を1冊買い、サインをもらいに行きました。

そこで、最後の質問の答えありがとうございました。実は僕、ブログを書いているのですが、そのブログのタイトルが「書くことは、生きること。」なので、とてもうれしかったんです。

とお伝えしました。

おおそうか、でも俺のは「生きることは、書くことだ」もついてるからな。互いに頑張ろう。

と言って素敵な笑顔と、力強い握手をしてくださいました。

本当に忘れられない1日となりました。

北方謙三さんのトークショーに参加してきました

北方謙三さんといえばハードボイルド小説で有名な方です。今回はNewsPicksのアカデミアの企画で、北方謙三さんの「なぜ 男は本を読むべきか、歴史を学ぶべきか」と言うイベントでした。

テーマはあったのですが、「まぁ小説、読めばいいんだよ。」そんなお話でした。

これは北方さんが適当にお話をしていると言うわけではなく、70年生きてきた中で小説から学んだ事は本当にたくさんあったと言うことを、言っているのだと理解しました。

北方さんからのメッセージ

今年70歳になられた北方さんは、とても素敵なエンターテイナーで、会場のお客様に楽しんでもらう事を一番に考えておられる印象を持ちました。

と言うか、考えていると言うよりも、人生ずっと目の前の人に如何にして喜んでもらうか?ということを考えて生きてきた人なのだと思います。

 

だから、今回は楽しんでもらおう。と考えているのではなくて、もう目の前にあると楽しませるのが当たり前。

と言う生き方をしてこられたのだなと感じました。

北方さんの纏う雰囲気

北方さんは非常にお洒落な出で立ちで、みんなの前に登場されました。上下スーツにチロルハットを被られ、自分の役割が分かっているようにとてもかっこよく、そして少しコミカルに登場されました。

そして会場を見て、ニヤリと笑い、お話を始められたのです。

トークショーの相手としてNewsPicksの佐々木編集長がおられたのですが、ほとんどしゃべる場面はなく時々合いの手を入れる程度でした。

きっとこの場でも、どこかの酒場で北方さんとお話ししても、話の内容は変わらないんだろうなぁと言う雰囲気がとても素敵でした。

本当に人生を楽しんでいるとはこういうことなのでしょうか。

あーあんな風に楽しみながら、人生をもっともっともっともっと生きたい。そんな風に感じたトークショーでした。

なぜ小説を読むといいのか

「物語」この言葉を北方さんは良く発していました。

小説は人間が人間たるためにある。物語は生きることの意味を示してくれる。とにかく本は読みなさい。

役に立てようと思うと役に立たない
何を獲得し何かを獲得しようとしたら何も得られない。

どんな小説を読んでも良い。

なんでもいい。とにかく本は読みなさい。

北方さんの言いたい事は、どんな本からも学ぶ事はある。

大事なのはその学びや、想像の世界で思った事を、自分の中に染み込ませることなのだと思います。

以前とある動画で魔法の質問のマツダミヒロさんが、

成功するとか、しないとかは、あまり考えずにたくさんの事を体験してもらえたらいいな。

と言うお話をおっしゃってたことがあります。あー確かにそうだなとその時思ったんですよね。

大事なのは今、生きている時間を、自分の気になる行動に振り分けて、そこでいろんな体験をすることなのだと思います。

読書をすると言うことも、それは頭の中でその世界をイメージするということ。そのイメージがやはりあなたの体験、経験になります。

だから、他の人の体験、経験、想像から生まれた小説は、短時間で、また自分の知り得ない世界をも、自分の体験に出来るのです。

書くことは生きること、生きることは書くことだ。by北方謙三

一生の座右の銘とします。

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Posted by 上田修司